2014年01月21日
ニジマスが危機に瀕しています!
北海道でニジマスが釣れなくなってもいいですか?
北海道からニジマスが居なくなってもいいですか?
北海道でニジマスが指定外来種に指定されそうな気配です。
これは北海道の釣り人だけの問題ではありません。
北海道環境局生物多様性保全課では2月7日(金)必着でご意見を募集しています。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/skn/gairai-kihonhoushin.htm
「北海道のワイルドなニジマスを釣るのが生き甲斐だ!」
「ニジマスのいない北海道なんて考えられない!」
何でもいいんです。
難しい学術論文を募集している訳ではありません。
皆さんの北海道のニジマスに対する関心の高さと熱い一言、それが行政や学者の心を動かすことを期待しましょう。
さらにまた、次の段階として下記にご署名していただければ幸いです。
http://www.yukisiro.net/nijimasu.pdf
ちなみに、ボクは下記の文章を提出しました。
北海道環境生活部環境局生物多様性保全課(生物多様性戦略グループ)担当者御中
私は世界70カ国以上を旅し、4年前に北海道に生活拠点を移したフォトジャーナリストです。
1匹のトラウト(ニジマスやブラウントラウト)を追い求めて標高4.200メートルのアンデス高地やカラコルムの氷河湖、アイスランドなどを旅しました。世界に冠たるトラウト王国ニュージーランド同様、そこに生息するトラウトは外来魚です。ですが、想像を絶する厳しい環境の中で必死に命を紡いでいました。
人間の都合で移入され、人間の都合で外魚扱い。
人間のおごりではないでしょうか?
外来魚であろうと生きる権利が、種を繋ぐ権利があるように思います。
まして移動手段が多様化する昨今、はたして種に明確な境界線など存在するのでしょうか?
私がワイルドトラウトの桃源郷北海道に生活拠点を構えて以降、国内外の釣友たちがロッドを持って遊びに来ます。そして、北海道のトラウトに感動し、再会を誓ってそれぞれの暮しに戻って行きます。中にはリタイア後に北海道移住を考慮している知人も少なくありません。
北海道のニジマスはすでにレジャー資源として欠かせません。もし、ニジマスが指定外来種に指定された場合、中、長期的に北海道の経済的ダメージは少なくありません。また、在来種や固有種の減少は外来種の影響というより、森林伐採、ダム、河川のバイパス化など人間の営みがもたらしたことが大きな要因であることは釣り人ならずとも自明です。
たとえニジマスが指定外来種に指定され駆除されたとしても在来種が蘇る保証などどこにもありません。逆に自然環境の番人(一部にはそうでない釣り人もおりますが)でもある釣り人が減少することで乱開発が進むことも危惧されます。
もちろん、無作為な放流や商業主義的なニジマスの放流には賛同できません。だからと言ってニジマスを指定外来種に指定して広い北海道全体を画一的に規制することには疑問を感じます。スポーツフィッシング先進国とも言える海外では河川やエリアごとに細かな規則があります。北海道もニジマスがすでに観光やレジャー産業として定着している河川や湖の現状を考慮し、特別エリアを設けるなどの細かな配慮が必要と考えます。机上の理論だけで行政や学識経験者が一方的にニジマスを指定外来種に指定しないことを願ってやみません。
Posted by zamma at 08:19│Comments(2)
│北国発シンプルライフ
この記事へのコメント
こんばんは。
はじめまして、残間さんに私も賛同ですよ、北海道のニジマスがなんで害魚?
外来魚は害魚ですか。人間の都合で生き物達が悪者になるのではおかしいですよ、ブラックバスもしかり私の住む佐賀はバスはC&R禁止ですよ、釣ったら殺せと言うことです、何かがおかしいですよ、よろしくお願いします。
はじめまして、残間さんに私も賛同ですよ、北海道のニジマスがなんで害魚?
外来魚は害魚ですか。人間の都合で生き物達が悪者になるのではおかしいですよ、ブラックバスもしかり私の住む佐賀はバスはC&R禁止ですよ、釣ったら殺せと言うことです、何かがおかしいですよ、よろしくお願いします。
Posted by 山おやじ at 2014年01月21日 19:29
山おやじさん
コメントありがとうございます。
外来魚=外魚という図式、疑問を感じますよね。
なんとかして共存共栄の道を模索するのが人間の知恵かと……。
コメントありがとうございます。
外来魚=外魚という図式、疑問を感じますよね。
なんとかして共存共栄の道を模索するのが人間の知恵かと……。
Posted by zamma at 2014年01月23日 08:53